TEAM NACS 第16回公演「PARAMUSHIR」
※雑な観劇メモになると思います
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2月24日(土) ニトリ文化ホール
昼公演・夜公演両方行ってきました!
TEAM NACS 第16回公演「PARAMUSHIR」
感想書いていきます。
まず。一番大きかった…
◆役者・TEAM NACSを見れたという喜び
今までは割と「洋ちゃんかっこいい♡」「シゲかっこいい♡」みたいな、役名ではなく本名でかっこいいを叫んでいたんですが、今回はそうは思いませんでした。
役名でそのまま、かっこいいな・素敵だなと思ったお芝居でした。
何目線!!ということ書きますが、確実に役者としてのNACSさんが進化しまくっていて、加えて年齢の渋みも加わり、かなりいい味が出て来たな~と思うのです。本当に私は何様だ。…ただの若造ファンです、すみません。
私が一番好きな役は小宮少尉。これ以上はネタバレ回避のため控えておきます。小宮少尉の可愛い部分が可愛いくて可愛かったです(語彙力)
NACSさんは個人それぞれで様々なお仕事をしていて、特に東京のお仕事の時は「遠くに行ってしまわれた…」と少し寂しくなったりするのですが、確実に個々のお仕事でつけた力をNACSに持ち帰ってくれてるんだな、と…。この5人の帰る場所は「TEAM NACS」なのだな、と勝手に思いました。数年に一度しか本公演やらないから私が忘れてしまうのかな(笑)
「役者・TEAM NACS」のパワーを、今までで一番ぶつけられました。
もっともっと、もっともっと凄い役者さんになって、また数年後(?)の本公演で見せつけて欲しいです!!
ストーリーに関わる部分です。
パソコンで「ぱらむしる」「ほろむしろ」から「幌筵」に、「しむしゅ」から「占守」に一発変換出来ないのもこの歴史が知られていないことを物語っているなと思いました。「筵」の字に至ってはなんと読むか分からずコピペで持ってきました…(「むしろ」「えん」と読むのですね。ググってみました。また一つ勉強になりました)。
私も全然知らず、観終わった後にこの歴史を知らなかったことが恥ずかしいとさえ思いました。何故、知られなかったんだろう。1945年8月15日に日本は無条件降伏して終戦したという大きな結末があるからなんですかね。そう考えればこの歴史はアフターストーリーとも言える…。歴史の授業で、聞きたかったな。
私が今現在住んでいるところも、占守島の戦いがなければ、もしかしたら日本ではなかったのかもしれないそうです。そう考えると、余計震えます。今ここに私はいないし、そもそも北海道がどうなっていたんだろうか、と考えが巡っていきます。そうすると、この北海道で生まれたTEAM NACSにも出会ってないし、それこそNACSも存在してなかったんじゃないか!?等々思うわけです。
北海道出身者による北海道で生まれた劇団・TEAM NACSが演じるからこそ更なる物語性、説得力、感動が生まれるお芝居。
放屁集団だったりするのに、真面目なテーマを扱って心を震わせてくれる…TEAM NACS恐ろしや、です。
◆アンサンブルの皆さん
失礼ながら、アンサンブルの方々の中で顔と名前がきちんと一致するのはNEXTAGEの亮太くんだけです。それ以外の方は名前だけは聞いたことあるな~ぐらい。そして観劇中も「この人が○○さんか」と気づいて覚えられるほどの集中力は今回ありませんでした。申し訳ない。
ですが、アンサンブルの皆さんの力なくしては成り立たなかったな!と思います。また何様なんでしょう私は…。
まずは音尾くんに関わる人物を演じていた方。あれはもう…見てる側にもこびりついて離れないような、恐怖に近い感覚がありました。演出の妙もあり。
現代日本に生きる者にとっては、本物の銃やらなんやらは当然恐ろしいものです。ゲーセンの銃撃ゲームとは訳が違う。アンサンブルの方々のそれらの扱い方が、余計恐ろしさを引き立たせていました。きっと、戦時中にはああいった使われ方をしてたのだろうな。そう思うと、あの時代に生きていた人は強い…という一言だけでは済まされませんね。尊敬です。
そして、女性の3人。あれはズルいです。ダメです。顔と声を思い出すだけで今でも涙が出そうです。
帰宅してからWikipediaで占守島の戦いについての文章を読みました。その中に出てくる人物と女性3人が完璧に重なる部分がありまして。泣きました。Wikipediaを読んでいて泣いたのは生まれて初めてです(笑)皿化されたら、この女性たちにもっと注目して見てみたいです。
というか、皿化の前にライブビューイングで表情のアップが見れたりするんですよね!見に行ける方、羨ましいな~。私は「本公演を見たからライビュの席はお譲りします!」という建前で本当は仕事忙しい時期だしライビュ会場まで遠いし…ってことで応募すらしませんでした。でもでも、独り占めしたいお芝居ではなくて、寧ろたくさんの人と共有したいお芝居なので…と、いい人ぶってみます…。
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あとは大したことはないので箇条書きで。
・2月24日の昼公演と夜公演では夜公演の方がお客さんがおとなしめでした。笑い声などの大きさはは昼公演>夜公演という印象。そこまでの差はなかったですけど。劇場が温まるまでの時間が夜公演の方が長かったかな。だけれど、後半の涙をすする音は夜公演の方が大きかったです。嗚咽のような音も。私も嗚咽直前でした。二回見ても涙が自動的に溢れ流れる感じ…
・お祝いのお花、水曜どうでしょうさんからのお花の大きさと配置が絶妙で笑いました(笑)
なぜほかのお花の影にひっそりと置いたんですか!どうでしょうらしいけど!(笑)
・今回も特に安田さんに惹きつけられました。NACSでは子猫な私ですが、お芝居を見ると安田さんがしばらく頭から離れなくなります。役者・安田顕がとても好き。魅せてくれる。
・今回のカテコは昼が札幌時代のお話、夜がバイトのお話って感じでした。昼公演のカテコは、そのあとすぐ夜公演が控えていたからか、NACSさんにしてはあっさりした印象を受けました(笑)以下、当日にツイートしたサザエさんの次回予告風のカテコまとめです↓
昼公演カテコ
— Yumi🐯ぱらむしる2/24昼夜 (@yumi_krmi) 2018年2月24日
5「いい部屋探しのコツを教えてください」
4「俺の話が終わるまで音尾の家の周り5周」
3「100円分のガソリン」
2「裸にエプロン」
1「安田と豊平川で日焼け」#PARAMUSHIR
2/24 夜公演カテコ
— Yumi🐯ぱらむしる2/24昼夜 (@yumi_krmi) 2018年2月24日
5「バイト先の中華料理屋に来た大学5年生の森崎博之くん」
4「大量のゆでたまご」
3「スナックでバイトしてたら1年で4単位しか取れなかった」
2「股間にリーダーからハッカ油かけられた」
1「音尾くんはゆでたまごを9個食べました」#PARAMUSHIR
・グッズはこれらのものを買いました。一緒に観劇したお友達がNACSくじ銀賞を当てていました!羨ましい。カードはシゲとリーダー、バッジは洋ちゃんとリーダーでした。お気に入りはチョコクランチ。箱が缶で出来ているのでいろいろと活用できそうです。
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数年に一度と思われるTEAM NACSの本公演。
レギュラー番組では基本おふざけばかりなので、本公演ではギャップにやられちゃいます。そして彼らは役者です。かっこいいです。
PARAMUSHIRはテーマの重厚感もあり、大人で渋くてどっしりとしたNACSさんが堪能できました。「悪童」や「WARRIOR」、他の過去公演どれをとっても、どれとも違うNACSさんでした。それの目撃者になれたことを本当に嬉しく思います。
きっとTEAM NACSはずっと好きでいると思います。
次は、ジャンボリー2018かな。